- 独学には、どんなメリット・デメリットがあるの?
本記事では、こんな疑問にお答えします。
前提として、資格学校 / 独学どちらでも合格は可能です。独学のメリット・デメリットを知った上で、どちらで勝負するか決めましょう。
※なお、私は総合資格学院に通っていました。その経験と収集した情報を基に書いていますので、ご承知おきください。
- 30代一級建築士(26歳取得)
- ゼネコン建築職:年収800万
- 平均残業時間:約40時間/月
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独学のメリット
費用を安く抑えられる
1番のメリットは、言うまでもなく費用を抑えられることです。資格学校は大手3社を筆頭に高額な学費が度々話題となっていますよね。
独学の場合は、下記のような教材やコンテンツを利用する方が多いです。
- 過去問(3,000円程度)
- 構造力学に関するテキスト(3,000円程度)
- 法令集(3,000円程度)
- 模擬試験(1回:5,400円程度)
- アプリ(「1級建築士」受験対策、1級建築士|資格問題演習アプリなど)
- 解説を公開しているWEB
- 合格ロケット(新規購入:69,300円)
合格ロケットは、ブラウザ上のWebアプリで、上記の中では際立った金額ですが、それでも大手3社で最安値のTAC「スタンダードコース:通常受講料 407,000円(10%税・教材費込)」と比較しても、1/6程度の金額です。(2023年5月現在)
資格学校の学費は、学生 / 新社会人のみならず、ご家庭があれば、簡単に払える金額ではないです。加えて、年々値上がりしているのも気になります。
自分のペースで勉強できる
自分でペースをコントロールできるのも独学のメリットです。
例えば、資格学校の場合「既受験で内容が分かっている / 専門分野で理解できている」としても、当然その該当分野の講義は行われます。無視して進めれば良いのですが、何だかちょっともったいないですよね。
反面、独学は早く理解できればどんどん次へ進み、想定より時間がかかってしまったらスケジュールを組み替えれば良いのです。資格学校の過剰とも思える問題提供もないので、精神的な圧迫も抑えられます。
資格学校の学科コースは種類あれど、開始時期が決まっています。思い立った時に短期集中で取り組めるのも独学ならではの特徴です。ただし、自己管理が最重要となりますので、自由なことはデメリットと表裏一体です。
勉強場所を選ばない
通学の必要がないので、勉強場所を選びません。
資格学校の場合、どんなに校舎の近くに住んでいても、往復で数十分はかかってしまうので、その時間を勉強に充てることができます。
また家庭環境によって、お子さんがいたりと家を空けられない状況にもありがたいですよね。
独学のデメリット
自分でテキスト / 過去問を調達する必要がある
支給されるテキストや過去問がないので、自分でリサーチ / 調達する必要があります。
「動画配信 / SNS / ブログ」等でおすすめ教材を発信している方が多くいるため、教材の特徴を知りやすい環境だと思います。ですが、ご自身と相性が良いものを見極める審美眼は必要となります。
中古品の型落ちテキストを入手することはおすすめできません。理由は、法改正や新傾向に追従していないからです。
法改正問題は、受験者が新しい情報を収集できているか問えるので、出題者の心情として、出したくなるのは当然ですよね。
スケジュール / 自己管理が全て自分次第
資格学校の場合は、方法論が確立したカリキュラムに沿って勉強ができますが、独学の場合は「スケジュール管理 / 勉強方法の方針 / 自分の挑み方を信じて数ヶ月それを持続」これらが全て自分次第です。
また、サボったところで誰にも叱られないので、持続力と強い意思が必要となります。さらに、模擬試験以外に自分のレベルが他の受験者と比べてどの程度なのか確認しにくいため、進捗が確認しにくいです。
裏を返せば、これらが上手な方には独学がおすすめですが、少数派であることは間違いないと思います。
質問できない
資格学校の場合は、講師やチューターに質問できますが、独学の場合は、解説を読んでも理解出来ないものは自分で調べる必要があります。
今は優秀なWEBサイトが多くあり、独学でも以前よりは疑問を解消できる環境が整っていると思います。それでも、ネットで調べたりするのは一手間必要となりますから、独学のデメリットと位置付けま。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
些細なことでも、本記事の情報がご覧いただいている方のお役に立ち、一級建築士学科試験の合格率を上げる一助になれば幸いです。応援しています。
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