【一級建築士設計製図試験】合格率を上げるための『コツ・小技4選』エスキス編

【一級建築士設計製図試験】エスキスの基本手順習得 / やり方のおさらい 一級建築士設計製図試験

エスキスの基本手順は覚えたけど、すぐに取り入れられるコツや小技はあるの?

本記事では、そんな疑問にお答えすべく、一発合格に成功した私が実際に本試験で採用したエスキスのコツ・小技4選をご紹介します。一級建築士設計製図試験の合格率を上げる一助になれば幸いです。

本記事でご紹介するエスキスのコツ・小技は下記の通りです。共感できるものがあれば是非取り入れてみて下さい。

問題用紙裏面を使った要求室の階振り分け
1/1,000(チビコマ)の目的を明確にする
下書き用紙を4等分に折る
フリクションでエスキス

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エスキスのコツ・小技4選

それでは、合格率を上げるためのエスキスの『コツ・小技4選』をご紹介します。

問題用紙裏面を使った要求室の階振り分け

是非ともオススメしたい小技が、問題用紙裏面を使った要求室の階振り分けです。表面の余白で振り分ける方法もありますが、裏面ならではのメリットがあります。

それは、十分なスペースが確保可能で間違い防止に期待できることです。そんなことかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、効率の違いに驚かれると思います。

①要求室の項目に問題用紙の裏面が隣り合うように折ります。
②階の列を作成し、必要床面積を振り分けます。
③各階の合計値に廊下係数1.4を掛け、バランスが悪ければ階移動。

ぶち夫
ぶち夫

画像で流れをご説明します。
※実際の問題用紙は転載ができないため簡略化した資料としています。実際の問題用紙は、公益財団法人 建築技術教育普及センターのHPをご参照ください。

一級建築士設計製図試験 問題用紙 エスキス コツ
平成30年の課題は問題用紙がA2で、要求室は写真のような配置でした。
一級建築士設計製図試験 問題用紙 エスキス コツ
問題用紙の裏面が要求室の横になるように折ります。
一級建築士設計製図試験 問題用紙 エスキス コツ
折った後はこのようになり、列を作り要求室を振り分けます。
一級建築士設計製図試験 問題用紙 エスキス コツ
吹き抜けはカッコ書き、室の階移動は赤で上書きしています。

1/1,000(チビコマ)の目的を明確にする

チビコマとは、方眼紙の1マスを1スパンとして検討する方法です。チビコマは、配置検討を始める初手となります。エスキスは全工程が重要ですが、取り分け重要な検討だと考えています。

私が考えるチビコマの主な目的は下記の2つです。

①要求室の階振り分けを決めること
②ゾーニングを決めること

①は、本記事の1つ目に書いている「問題用紙の裏面を使って要求室の階振り分け」と連動して行います。階振り分けを決めて廊下係数を掛けても、いざチビコマで検討したら室がギチギチ又はスカスカだったりすることは往々にしてあり得ることです。その時は、階振り分け表に立ち戻って室を階移動させます。

②は文字通りで「ゾーニングを決めること」つまりゾーンを分けることです。別の言い方をすると、プランニングをしないということです。では、ゾーニングプラニングの違いは何か。

それは「大まかか、そうでないか」です。

1/1,000(チビコマ)の主たる目的はゾーニングを決めることで、1/400でより細やかに室をプラニングします。ゾーニングは大まかであるが故に、短時間でパターン出しができることが最大のメリットです。

ぶち夫
ぶち夫

以降の画像は、私の本試験時のエスキスを復元したものです。

大まかに配置して、室を反転させたパターンをいくつか検討しています。

一級建築士設計製図試験 下書き用紙 エスキス ちびコマ
チビコマの基本的な考え方は、1フロアを6等分として考えることです。
左上を見ていただくと分かりやすく6等分されています。
一級建築士設計製図試験 エスキス コツ
1/400の検討で具体的な動線・細かな室配置を検討します。
エスキスの基本手順はこちら

下書き用紙を4等分に折る

下書き用紙の使い方を工夫する小技です。エスキスをする際、その時々によって何となく用紙に書き込んでしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ご紹介するのは、用紙を4等分に折って使うだけの簡単な小技です。

4等分に折り、どこで何を検討するのか決めておきます。そうすることで、検討漏れがあった場合、用紙の書き込み密度に違和感を感じて手順飛ばしに気付けるようになります。

4等分の1区画に、最終的な1/200と同様のレイアウトで1/400を検討をします。そうすることで1/200を作図する時に、下書き用紙を小回りが利くコンパクトなサイズで扱えるのです。

なんて事ない簡単な小技ですが、下書き用紙がガシャ付かず、転記する際のやりやすさに驚かれると思います。また、試験会場によってはテーブルが限られたスペースしかない場合があるので、そういった意味でもオススメできます。

ぶち夫
ぶち夫

縦横に1回ずつ折って4等分にします。

一級建築士設計製図試験 エスキス用紙 エスキス コツ
右下の1区画、つまりA4サイズで1/400の検討を収めています。

フリクションでエスキス

最後にエスキスをフリクションで行う小技です。

製図道具は好みなので、「こんなやり方もあるんだなぁ」というスタンスでご覧いただければと思います。フリクションを使うメリットは下記の通りです。

青や赤を使うことで、方眼紙の線と見間違えない
・濃く出るため筆圧が不要→作図時の力の温存になる
言わずもがな、消せる

私は「青が基本色 / 赤が修正 / 緑が予備」と決めていました。色によって有効性の優劣を付けておくことで、1/200作図で採用するプランを一目で分かるようにしています。フリクションマーカーも併用して「水色が防火設備 / オレンジがPC梁を受ける柱 / 紫が断面大梁等」と決めていました。

※敷地境界線・グリッド線等、消えたら困る線はボールペン(ジェットストリーム0.5)を使っています。

ぶち夫
ぶち夫

基本の柱は割愛し、PC梁を受ける柱のみをオレンジでプロットしています。

一級建築士設計製図試験 エスキス用紙 エスキス コツ
作図と同様のレイアウトで1/400を検討しています。

まとめ

限られた時間で一級建築士設計製図試験を突破するには、コツ・小技を積み上げてエスキス速度及び精度を上げていくことが重要です。

些細なことでも、本記事の情報がご覧いただいている方のお役に立ち、一級建築士設計製図試験の合格率を上げる一助になれば幸いです。応援しています。

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