- 転職エージェントってどうやって選んだらいいの?
- そもそも転職エージェントと転職サイトって何が違うの?
- 転職活動がはじめてで不安。。事前に知っておくべきポイントを知りたい!
本記事では、こんな疑問にお答えします。
「転職について色々調べてみたけど、情報が多すぎて結局一歩も進まなかった。。」というあなた、是非見ていってください。
- 30代一級建築士(26歳取得)
- ゼネコン建築職:年収800万
- 平均残業時間:約40時間/月
※本ページにはプロモーションが含まれます。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェントと転職サイトって何が違うの?
私も最初は何となく別物くらいの認識でした!
これらは全く異なるサービスですので、まずは違いを整理しましょう。
1番大きな違いは『対人型サービス / 非対人型サービス』かどうかです。
転職エージェントは、担当アドバイザーと二人三脚で採用成立を勝ち取ることを目指す『対人型サービス』であるのに対して、転職サイトは、求職者が自分で求人検索・応募を行う『非対人型サービス』です。
転職エージェント | 転職サイト | |
---|---|---|
支援サービス | 対人型サービス | 非対人型サービス |
サービス内容 | アドバイザーと面談後、転職サポートを開始、条件やスキルを考慮して求人紹介 | 経歴などを登録後、自分で求人検索・応募開始 |
メリット | ・効率良く転職活動を進められる ・転職サポート(添削、面接対策、業界・企業情報の提供、スケジュール管理、給与交渉)を受けられる ・非公開求人を教えてもらえる | ・気軽に始められる ・自分のペースで転職活動を進められる ・幅広い求人の中から探せて、未経験分野にも挑戦しやすい |
デメリット | ・アドバイザーとの日程調整が必要 ・アドバイザーの能力・相性で満足度が変わる | ・業界選び、企業選び、書類選考の対策・面接対策すべて自分一人でしなくてはならない |
人とやり取りするのは面倒だし、まずは気軽に始められる転職サイトに登録してみようかな!
ちょっと待ってください!
転職活動は圧倒的に転職エージェントがおすすめです!理由をご説明します。
転職活動は圧倒的に「転職エージェント」がおすすめ
結論から言うと、質の良い求人に出会える確率が高く、効率が良いからです。
比較表の項目に沿って詳しくみていきましょう。
転職エージェント | 転職サイト | |
---|---|---|
求人の質 | 厳選された非公開求人 | 幅広い求人 |
求人の探し方 | 適正から紹介してもらえる | 自分で探す |
企業情報の収集 | 内部情報を教えてもらえる | 公表情報を探す |
応募書類の添削 面接対策 | 協力してくれる | 自分で行う |
スケジュール管理 条件交渉 | 代行してくれる | 自分で行う |
求人の質
転職エージェントの方が質の良い求人に出会える確率が高い理由は、報酬の流れを見ると良く分かります。
採用者(企業)は、求職者(あなた)と雇用契約できたら転職エージェントに成果報酬を支払います。
転職エージェントへの成果報酬は、それなりの金額(採用した人材の年収の30〜40%程度)のため「戦力になる優秀な人材」を求めており、結果的に扱っている求人の質が高くなります。
転職エージェントがお金を貰うのは採用者(企業)からなので、求職者(あなた)は無料でサービスを受けられ、二人三脚で採用成立を目指せる仕組みになっています。
資金力のない企業、つまり経営に苦戦している企業は、そもそも転職エージェントに依頼できない訳です。
求人の探し方
転職サイトが自分で求人情報を探すのに対して、転職エージェントは自分の経歴や希望を伝えた上で求人情報を紹介してもらう仕組みとなっています。
経歴・スキルや希望条件を踏まえて、転職業界で培ったプロの経験から実現性のある求人を紹介してくれるため、圧倒的に効率が良いのです。
素晴らしい求人があっても採用が成立しなくては意味がないですよね!
企業情報の収集
転職サイトは自分で企業情報を収集する必要があるのに対して、転職エージェントは情報収集に協力してくれます。
WEB上では知ることができない「組織体制 / マネージャーの情報 / 抱えている課題 / 将来の展望」といった社内事情をヒアリングするのは、一人では不可能に近いですよね。
応募書類の添削 / 面接対策
転職エージェントは応募書類の添削や面接対策に協力してくれます。そういったサービスをしてくれる転職サイトもありますが、専属の担当エージェントと比べると温度感が異なります。
スケジュール管理 / 条件交渉
転職エージェントは、面接日程の調整といったスケジュール管理や条件交渉を代行してくれます。
自分で給料や条件を交渉することで「企業にマイナスイメージを与えてしまうのではないか」と考えるのは、一般的な心理だと思います。
条件交渉を代行してもらうことで心理的負担が軽減するのもメリットですね。
転職を悩んでいる段階でもOK
転職エージェントの方が効率が良い理由は分かったけど、人と会う時間がないし、そもそも今すぐ転職するかどうかは決まってないのですが。。
お気持ち良く分かります。でも大丈夫!
下記はマイナビエージェントとJACリクルートメントのQ&A抜粋です。
転職エージェントは転職検討段階の相談だけでもOKです。活動を進めるかも自分で決めることができます。また、WEBや電話面談が可能なところがほとんどです。
「思い立った時 / 比較的時間に余裕がある時」に経験しておくことで将来の転職活動がスムーズになります。
逆にこれらを謳っているのに強引に転職に持っていこうとするアドバイザーは信用できないので、縁を切っちゃいましょう。
失敗しない転職エージェントの選び方
2〜3の転職エージェントに登録しよう
最も大切なのは、2〜3の転職エージェントに登録して『何人かのアドバイザーに会うこと』です。
とりあえず1つ登録してみようと思っていたところなのですが。。。
度々そのお気持ちも良く分かります。ですが初心者さんこそ、理想は3つ、最低でも2つの転職エージェントに登録して何人かのアドバイザーに会ってください!(時間的制約が現実的でない方は1つでもOK)
理由は、比較対象を作って優秀なアドバイザーかどうかを判断するためです。
評判の良い転職エージェントでも、優秀なアドバイザーとダメなアドバイザーが在籍しているのはしょうがないことです。「偏った考え方ではないか / 自分と相性が良いのか」は、1人のアドバイザーに会うだけだと分かりにくいです。
ベストな転職エージェントに登録して最短距離を目指したいところですが、満足度の高い転職を成功させるには何人かのアドバイザーに会うのが最も近道です。
前述したように相談だけでも問題ないので、人間的な相性や提示された求人の質で絞っていけばOKです。
納得しました!そうなると優秀なアドバイザーとダメなアドバイザーを見極めるポイントが知りたいです!
優秀なアドバイザーとダメなアドバイザーの見極め方
- 能力 / 経験を活かせます
- 将来性のある企業 / 業種です
- あなたのスキルを求めている企業です
- 管理職 / 幹部候補です
- やりがいが大切です
アドバイザーに上記のようなことを言われたら、どう感じますか?
褒められてもいるし、悪い気はしないですね。
では、その案件の給料が「横ばい / 下がる」という条件だったらどうでしょう?
まぁ下がるのは嫌ですが、横ばいで将来性があったり管理職候補なら悪くない気がします。
そうですよね。実はここが注意ポイントなんです!!
給料が「横ばい / 下がる」転職を成立させるのは比較的難易度が低いです。
採用者(企業)から見ても、他社が育てた人材(あなた)を転職前の企業と同程度の給料、場合によってはそれよりも安く獲得できるかもしれないのです。
転職エージェントにとっては雇用契約に至りやすく儲かりやすい案件。すなわち、キャリアダウンの提案をしてくるのがダメなアドバイザーの特徴です。
たしかに。。でも、将来性があったり管理職候補だったらキャリアアップの可能性ありませんか?
その通りなのですが、あくまで未来の話なので実際どうなるかのか分かりません。実際に入ったら話が違うなんて事もしばしば。優秀なアドバイザーは転職した時点でのキャリアアップやポストを提案・交渉してくれます!
キャリアアップの転職、すなわち給料が上がる転職を提案してくれる
キャリアアップを狙う転職は、残念ながら雇用契約に至らない可能性も大いにあります。雇用契約が成立しなければ転職エージェントに儲けが出ませんから、リスクを取って協力してくれている点からも信頼できますよね。
それってアドバイザーにメリットあるんですか?
- 転職成功者の周りの優秀な人材に口コミが広がる
- 転職成功者がさらなるキャリアアップを狙う場合のリピーターになる
- 優秀な人材を紹介して優良企業との信頼関係を築ける
優秀なアドバイザーは丁寧なサポートが「求職者 / 採用者 / 転職エージェント」の三者がハッピーになれること・持続的な運用に繋がることを知っています。
おすすめの転職支援サービス
理由が分かってやる気が湧いてきました!おすすめの転職エージェントはありますか?
評判が良く優秀なアドバイザーが多く在籍している転職支援サービスをご紹介します!(一部転職エージェント以外あり)
転職支援サービスは「総合型 / 特化型」に分類されます。
さらに「年齢層 / 勤務地 / ハイキャリア / 業界 / 職種」といった得意分野があるため、自分の条件と希望業界・職種を考慮して2〜3に絞ってみましょう。
総合型 | 特化型 | |
---|---|---|
メリット | ・業界を横断した大量の求人を保有 ・信頼と実績、老舗のノウハウ ・業界外への可能性の模索 | ・業界特化の専門知識の豊富さ ・業界出身のコンサルタント ・採用者(企業)との信頼 |
デメリット | ・業界特化の専門知識の乏しさ | ・求人の量 ・手持ち案件を押し売り |
おすすめは「総合型」を2つ、「特化型」を1つ登録することです。目指す業界の絞れていれば「特化型」の配分を増やしてもOKですが、老舗のノウハウをGETできるので最低でも「総合型」1つに登録した方が良いです。
業種 | 転職サイト・エージェント | 注目ポイント |
ハイクラス① | ハイクラス・ミドルクラスに特化 | |
ハイクラス② | ハイクラスに特化 | |
ハイクラス③ | ハイクラス・ミドルクラスに特化 | |
大手総合型① | 転職支援業界の超大手 | |
大手総合型② | 20〜30代利用者の高い満足度 | |
大手総合型③ | 転職支援業界の超大手 | |
第二新卒① | 20代・第二新卒に特化 | |
第二新卒② | 20代・第二新卒に特化 | |
第二新卒③ | 正社員就職支援 |
JAC Recruitment
- ハイクラス・ミドルクラスに特化
- 精鋭揃いのコンサルタント
- 高い顧客満足度
「JAC Recruitment」は、ハイクラス・ミドルクラスに特化した転職エージェントです。
1988年に設立し、上場もしている超老舗で「管理職 / 技術職・専門職 / 外資・グローバル企業」といった高水準案件に強みがあります。5年間(2019~2023年)でオリコン顧客満足度調査「ハイクラス・ミドルクラス転職」第一位を記録しているのも特筆すべき点です。
コンサルタントは少数精鋭のエキスパート集団で、秀でた交渉力が頼りになります。求人情報のみならず、社風や部・課・チームの雰囲気など気になる情報も教えてくれます。
キャリアアップを狙うなら、確実に利用したい転職エージェントです。
建設・設備求人データベース
- 全国の求人を幅広く保有
- コネクションを活かした情報提供力
- 業界の事情を理解した丁寧なサポート
「建設・設備求人データベース」は「建設 / 設備 / プラント」業界に特化した転職情報サイトです。
運営している「株式会社クイック(東証プライム市場上場)」は1980年の設立以来、転職・人材採用を支援しています。東証プライム市場に上場しており、人材業界では数少ない上場企業で信頼と実績があります。
特に注目したいポイントは、業界の事情を理解した丁寧なサポートです。アドバイザーが、業界の忙しさを理解しているので、企業ごとに最適化した支援(「履歴書・職務経歴書の書き方指導・添削 / 各企業が好む人物像や評価の高い経験・スキル / 効果的な話し方」など)をしてくます。
登録しておいて損はないかと思います。
関連記事リンク集
『建築キャリアアップ』はワークライフバランスを考える建築人のための情報サイトです。
建築系の「転職 / 資格」情報を発信しているので、宜しければ他の記事にも遊びに来てください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
些細なことでも、本記事の情報がご覧いただいているあなたのお役に立ち、キャリアアップ / 人生の好転の一助になれば幸いです。応援しています。