- 建築士と相性が良くて、実務で役に立つ民間資格って何があるの?
- マルチライセンスでもっとキャリアアップしたい!
本記事では、こんな疑問にお答えします。
一級建築士の次に取得したいおすすめの建築系「民間資格10選」をご紹介します。実務で役に立つ資格を厳選しました。
- 30代一級建築士(26歳取得)
- ゼネコン建築職:年収800万
- 平均残業時間:約40時間/月
※本ページにはプロモーションが含まれます。
おすすめの建築系「民間資格10選」
- インテリアプランナー
- 福祉住環境コーディネーター
- building SMART プロフェッショナル認証
- 建築積算士
- 地盤品質判定士
- 応急危険度判定士
- 古民家鑑定士
- 商業施設士
- マンション建替士
- VEリーダー
インテリアプランナー
「インテリアプランナー(IP)」は、その名の通り、インテリア設計の専門資格です。建築士(一級・二級・木造)は学科が免除されるので、登録者の8割が建築士という親密性です。
学科試験の合格者は、合格後5年以内に技術者建築技術教育普及センターに登録すると、アソシエイト・インテリアプランナー(AIP)の称号を得られ、AIPはいつでも設計製図試験を受けることができます。
試験などの実施者 | 公益財団法人 建築技術教育普及センター |
資格創設年 | 1987年 |
受験・受講資格 | 学科:要件なし 設計製図:「当該年度と前4年度の学科試験合格者 / AIP / 建築士」 |
受験・受講料 | 学科:9,900円 設計製図:16,500円 |
登録料 | 登録手数料:11,000円 |
有効期間 | 5年 |
試験内容 | 学科:択一式 設計製図:A2用紙 2枚 |
合格率 (2022年度) | 学科:63.4% 設計製図:25.5% |
都市再生機構の建築設計事務所登録では、有資格者欄にインテリアプランナーの人数を記載できるため、企業にアピールできる資格ですね。
福祉住環境コーディネーター
「福祉住環境コーディネーター」は、高齢者や障害者に対して住みやすい住環境を提案するアドバイザーの資格です。1〜3級までの区分があり、上級になるほど専門性が高くなります。
各級の基準は、1級が行政の都市整備担当者や大規模な福祉施設の企画・設計者等を想定。2級は、建築士や介護福祉士等で専門分野に付随する知識を身に付けたい人を対象。3級は福祉と住環境の関連分野の基礎的な知識について理解度を確認します。
試験などの実施者 | 東京商工会議所 |
資格創設年 | 1999年 |
受験・受講資格 | 要件なし |
受験・受講料 | 1級:9,900円 2級:7,700円 3級:5,500円 CBT利用料(全級):2,200円 |
登録料 | – |
有効期間 | – |
試験内容 | 1級:多肢選択式+記述式 2,3級:多肢選択式 |
合格率 (2022年度合計) | 1級:5.6% 2級:37.0% 3級:38.9% |
備考 | IBT方式:受験者自身のPCで受験 CBT方式:各地のテストセンターで受験 |
building SMART プロフェッショナル認証
「building SMART プロフェッショナル認証」は、BIM能力の保証に関するグローバルな基準を提供する認証です。BIMのプロフェッショナルの雇用、発注者はBIMの実行能力がある組織を選定する際の基準として活用できます。
試験などの実施者 | 一般財団法人 buildingSMART Japan |
資格創設年 | 2017年 |
受験・受講資格 | 認定プロバイダが実施するトレーニングを受講 |
受験・受講料 | 認定プロバイダによる |
登録料 | 認定プロバイダによる |
有効期間 | 年次更新 / 3年次更新あり |
試験内容 | 選択式 |
合格率 | – |
備考 | トレーニング受講後、オンライン試験に合格すると 認証証をデジタルで発行 |
世界中でBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の導入が進んでいますが、プロジェクトを実際に実行するプロフェッショナルの間でも大きな能力差があるのが現実なので、1つの指標となりますね。
建築積算士
「建築積算士」は、建築生産過程における工事費の算定並びにこれに付帯する業務に関し、高度な専門知識及び技術を有する専門家です。
最上位の認定資格である「建築コスト管理士」、適正な基礎知識を有する専門家予備軍である「建築積算士補」の中間に位置するのが「建築積算士」です。
試験などの実施者 | 公益社団法人 日本建築積算協会 |
資格創設年 | 1979年 |
受験・受講資格 | 満17歳以上 |
受験・受講料 | 27,500円(1,2次それぞれ) |
登録料 | 13,200円 |
有効期間 | 3年 |
試験内容 | 1次:択一式 2次:択一式+記述式 |
合格率(2021年度) | 1次:67.6% 2次:64.7% |
備考 | 「建築士 / 建築積算士補 / 建築施工管理技士」などは1次試験免除 |
地盤品質判定士
「地盤品質判定士」は、第三者的立場から「地盤の評価(品質判定)に関わる調査 / 試験の立案 / 調査結果に基づく適切な評価と対策の提案」等を行う能力を有する技術者です。
試験などの実施者 | 地盤品質判定士協議会 |
資格創設年 | 2013年 |
受験・受講資格 | 「建築士 / 建築施工管理技士」など、受験要件として認められる技術者資格保有者 |
受験・受講料 | 1次試験のみ:11,000円 1,2次試験:18,000円 2次試験のみ(判定士補登録者):14,000円 |
登録料 | 地盤品質判定士:14,000円 地盤品質判定士補:11,000円 |
有効期間 | 5年 |
試験内容 | 1次:択一式 2次:記述式 |
合格・登録者数 (2022年度) | 地盤品質判定士:75人 地盤品質判定士補:65人 |
備考 | 基礎的な知識を備えた判定士補、 より専門的な判定士で構成 |
応急危険度判定士
「応急危険度判定士」は、余震等による建築物の倒壊などに伴う二次災害を防止するため、建築物の被災状況を調査し、その建築物の当面の使用可否を判断する建築専門の資格です。
試験などの実施者 | 都道府県 |
資格創設年 | 1992年 |
受験・受講資格 | 建築士など |
受験・受講料 | 無料 |
登録料 | 無料 |
有効期間 | 5年など |
試験内容 | – |
合格率 | – |
備考 | 講習などを経て各自治体に登録 |
古民家鑑定士
「古民家鑑定士」は、古民家を鑑定し、建物や古材の再活用を提案する専門家です。
試験科目が「総論 / 伝統構法 / 在来工法」の3科目に分かれており、合格科目により取得できる資格が異なります。(「古民家鑑定士1級 / 古民家鑑定士2級 伝統」など)
試験などの実施者 | 一般財団法人 職業技能振興会 |
資格創設年 | 2009年 |
受験・受講資格 | 20歳以上 |
受験・受講料 | 9,000円 (講習を受ける場合は別途14,000円) |
登録料 | – |
有効期間 | 3年 |
試験内容 | 択一式 |
合格率 | – |
商業施設士
「商業施設士」は、あらゆる商業施設の「運営管理システム / 店舗の構成 / デザイン」などを総合的に計画し、監理まで行う専門家です。
上位資格「シニア商業施設士 / マイスター商業施設士」があり、高度な専門性と見識を持ち、商業及びまちづくり等の発展・向上に貢献し得る商業施設士に付与される称号です。
試験などの実施者 | 公益社団法人 商業施設技術団体連合会 |
資格創設年 | 1974年 |
受験・受講資格 | 満20歳以上 (実技は「学歴と実務経験 / 資格」に応じた要件あり) |
受験・受講料 | 学科または実技のみ:13,200円 学科+実技:22,000円 |
登録料 | 13,200円 |
有効期間 | 3年 |
試験内容 | 学科:択一式 実技:文章表現または図案表現 |
合格率 | – |
マンション建替士
「マンション建替士」は、老朽化したマンションの建替えを推進するために、住民の方々の自主的な建替えを推し進めることを支援する専門家です。
試験などの実施者 | 一般財団法人 マンション建替推進協会 |
資格創設年 | 2018年 |
受験・受講資格 | 「一級建築士 / マンション管理士 / 宅地建物取引士 / 一級建築施工管理技士」などの国家資格合格者 |
受験・受講料 | 20,000円 |
登録料 | 20,000円 |
有効期間 | 3年 |
試験内容 | 択一式 |
合格率 (2018年度) | 63.0% |
備考 (受験料) | 過去受験生:10,000円 賛助会員企業の社員:15,000円 |
VEリーダー
「VEリーダー」は、職場やグループでの活動において、VE活動のリーダーを務めるために必要な基礎知識をもっている人材であることを日本VE協会が認定する資格です。
試験などの実施者 | 公益社団法人 日本バリュー・エンジニアリング協会 |
資格創設年 | 1990年 |
受験・受講資格 | 研修の受講 |
受験・受講料 | 22,000円 |
登録料 | – |
有効期間 | 2年 |
試験内容 | CBT方式(PCによる試験)または会場受験方式 |
合格率 (2022年度) | 第52回:81.5% 第53回:79.6% |
備考 | 上位資格として「VEスペシャリスト」あり |
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