- 総合資格学院の「特別対策講座」って何を受講すればいいの?
- 受講しなきゃいけない雰囲気だけど、、そもそも必要なの?
本記事では、こんな疑問にお答えします。
一発合格に成功した私の受講経験をもとに、総合資格学院 設計製図『特別対策講座』の感想をご紹介します。
『特別対策講座』で何を受講したらよいか悩んでいる方の一助になれば幸いです。
※2018年度の受験経験であることをお含み置きください。また、特定の講座を推奨するものではなく「どのような考え方で受講する講座を決めたか」ということに焦点を当てた記事となっています。
- 30代一級建築士(26歳取得)
- ゼネコン建築職:年収800万
- 平均残業時間:約40時間/月
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特別対策講座とは
特別対策講座とは、正規講座以外に資格学校が用意しているオプション講座です。
「高額な授業料に加え、まだ取るか。。」多くの方が抱く感想です。さらに資格学校の「特別対策講座は受講して当然」という態度が、その思いを強くします。
深く共感できる感情ですが、そのモヤモヤをコントロールしていただき「何を受講するのか / そもそも受講すべきなのか」を戦略的に検討しましょう。
特別対策講座で何を受講したか
『特別対策講座』は、自分の課題を克服できる講座を受講することが何より大切です。
例えば「計画の要点」が合格ラインに達する算段が付いているのに「強化対策講座(計画の要点記述強化)」を受講しても、あまり効果はありません。その時間で他の弱点克服学習をした方が、はるかに合格に近付きます。
筆者の場合、エスキスが課題になると判断し、エスキス訓練に特化した「強化対策講座(エスキス強化)」と「直前対策講座+直前集中講座」の受講を決めました。
そもそも自分の弱点がよく分からないという場合は、まずは講師に意見を求めると良いと思います。(講師にも様々いらっしゃるので、信頼できるかどうかの判断が必要ですが。)
全貌が見えていない状況で受講申込書を渡されて戸惑います。決して安くないので、その場の雰囲気に流されず、持ち帰って判断しましょう。
受講して感じたこと
「強化対策講座(エスキス強化)」は4時間30分、と「直前対策講座+直前集中講座」は4時間です。
作図なしで、とにかくエスキスを行う講座で、受講して感じたメリット / デメリットは下記の通りです。
メリット
意図のある課題が出題されるため「瞬発力 / 対応力」が養われる
講座でカバーしきれない意図の課題、例えば「動線に工夫が必要な課題 / 大スパンが必要で鉄骨を使う課題 / 特殊な敷地条件の課題」等が出題されます
これらは経験値で「瞬発力」が変わってきます。本番で経験のない出題パターンが出た場合も、ある程度冷静に対処できる「対応力」が養えたと感じます。
デメリット
難解な課題は基礎能力の向上に繋がりにくい
様々な課題に接する機会を得られますが、難解過ぎる課題もあります。
中・上級者にとっては「瞬発力 / 対応力」の向上に役立ちますが、そこまで至っていない場合、よく分からずに時間が過ぎてしまいます。
エスキスの習得が十分でない場合、正規授業の課題を反復して基礎能力を向上させる方が重要です。
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まとめ
限られた時間で一級建築士設計製図試験を突破するには、戦略的に挑むことが重要です。
そのため『特別対策講座』は、自分の課題を克服できる講座を受講することが大切です。その場の雰囲気に流されずに、戦略的に受講講座を決めましょう。
些細なことでも、本記事の情報がご覧いただいている方のお役に立ち、一級建築士設計製図試験の合格率を上げる一助になれば幸いです。応援しています。
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